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柔らかな物体
- 通りがかりのイベントで
- 2015年12月13日
- 読了時間: 2分

旧校舎をリノベーションしたアーツ千代田3331へ。
様々な国内外のアーティストや企業が個展やイベント会場として利用され、
またオフィスとしても稼働している面白い空間。
雨が降り出してきたので、ちょっと休憩がてらふらふらと併設されているカフェレストランで休憩。
校舎内がイベントづくしなので何かと賑やかな空気。
まるで学園祭のような…でも全くせわしくない心地よい賑わい。
体育館で足が止まる。
美味しそうな匂いと模擬店のワゴン、音響の仕込み等々イベントのスタンバイ的なワクワく感と
何やらサウンドチェックらしきリハがはじまった。
ヴォーカルとエレピ、パーカッションの3人編成で、歌声が響いた瞬間にそのまま魅き込まれる。
透明感と生命感あふれる歌声はイベント準備の空気を一瞬で変えた。
丁度OZマガジン主催のイベントで出店ワゴンブースやステージイベントなど
出版社と読者のリアルなコミュニケーションの場であったようだ。
関係者に伺ったところ、そのアーティストは「桐嶋ノドカ」さん。
失礼ながら存じ上げなかったのだが、会場を見てすぐ仙台へ帰るつもりが
じっくり本ライブまで拝見することになった。
ご本人ともお話ができて、デビューのきっかけは小林武史さんに見い出されてのスタートであったとか。
かつての音楽マーケットは、著名プロデューサーが手がけたスタイルで
広告費やタイアップをふんだんに盛り込んだメディアから入る戦略が多かったけれど
現代は逆に生ライブが一つのきっかけになって拡散されていく…
そんな展開の仕方が増えていくのかもしれませんね。
たまたまの通りがかりで素晴らしい音楽に出逢えることは嬉しくなります。
「柔らかな物体」いいタイトルです。

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