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「年忘れ!サティ放談」
- ma-utsu
- 2016年11月26日
- 読了時間: 2分

気が付けばErik Satieのトークライブは今回で6回目。 「年忘れ!サティ放談」と締め括られた本企画が総集編を迎え、 pf 柴野さつき氏とelectronics 尾島由郎氏による演奏とお話は、 さらに奥深くサティを掘り続ける。
サティ没後90年の2015年、
翌年の2016年は生誕150年にあたり、
いわゆるSatie Years。 各界で様々な企画が催されている中、 本シリーズは都内成城の心地よいカフェにて、 毎回静謐かつ濃密に開催される裏サティ⁈的な研究室。 まさにSATIE Labという存在。
興味深い考察から人間性や世界観がリアルになっていくのが毎回の楽しみで、
自分の拙い美術史や音楽史の知識もぐるぐると繋がりながら多くのことが視えてくる。
モノを創る、表現するコトを生業にしていると、 商業的に向き合うものと作品として取り組むものとの区分けが難しくなったり、
色々と考えてしまう事がある。 音楽史では変人とイメージ付けられているサティも、 商業ベースの音楽を実直にこなしていることも垣間見られる。 適正な価格で的確に仕上げるプロフェッショナル、
足るを知るライフスタイルの価値観はとても共感できるところも多い。
多彩な作品群の奥深さは一つの解では語れないが、
事象云々から脱した上でサティ楽曲そのものに今後もっと着目される時が来ることを願いつつ、
次期シリーズに期待を込めたい☆


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